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田野のおいしいお米
 農薬を使わず、リンゴガイで田の草を取り、控え目に有機肥料を施し、稲苗の植付け間隔を30cmとした疎植栽培で、病害虫の発生を防いでいます。「田野の美味しいお米」は、年々評価も高まっています。
 おかげさまで2017年の米の出来が良く、九州のお米コンクール個人チャレンジ部門で「にこまる」が特別賞を受賞し、お米の味を機械測定した食味分析値は82点(にこまる)となりました。 2018年度産元気つくしは食味82点、夢つくし80点でおいしくできました。ぜひお客様の声をお読み下さい。
 この数年イノシシが田んぼも荒らすようになり、周囲のほ場は電気柵を張っています。私の田んぼのあぜは草刈り機で刈っていますので電気柵が張れず困っています。 しかし畔にも除草剤を散布したくないので、2016年からイノシシ撃退機を導入し、音で防御しています。

「リンゴガイ農法」で栽培
リンゴガイ農法では、田植え直後に水張りをゼロにしてリンゴガイを眠らせます。その後床面にひび割れが生じるくらい乾いて雑草の発芽が始まったら、稲苗の先端が隠れるまで水深を上げます。一昼夜ほどで活動を開始したリンゴガイに雑草の芽を食べさせます。雑草の芽を食べつくし、稲苗を食べ始めると、食べかすの稲苗先端葉が水面に浮かび始めます。再び水を落としてリンゴガイの動きを止めます。数回繰り返したら通常の浅水管理で、株元が固くなった稲よりも、生えてくる雑草を好んで食べるようになるので、除草剤散布の必要はなくなります。これがリンゴガイ農法のあらましです。

田野のご紹介
福岡県宗像市田野は、九州の北の端に位置します。玄界灘とはさつき松原と呼ばれる古砂丘で境され、東には中生代白亜紀(今から約一億年前の海底火山)の宗像四峰連山が湯川山、弘大寺山、金山、城山の順に並んでいます。湯川山と弘大寺山からの水が田を潤しています。古い時代から山裾に形成された肥沃な粘土質の土壌が稲の栽培に適しています。
 

田野のおいしいお米は、高い食味値とほどよい粘りが特徴 

お米の食味

米の食味には品種の影響が強くありますが、産地、気象、栽培方法も影響を与えるほか、収穫後の乾燥・調製、貯蔵、精米、炊飯などによっても影響されます。

遠赤外線分析機で、「アミロース」「タンパク鴛」「水分」「脂肪酸度(玄米)」の4つの成分を測定し、食味方程式により食味値を出します。
・食味値は、1OO点満点で表し、数値が高いほど美味しいお米になります
・最近の良食味品種の増加や美味しい米作りの努力により、日本産では、60〜65点が標準になっています
・食味を向上させて、70〜80%の人が美味しいと認める、70点以上の良質米作りを目標にしています
 

2017年産にこまるの食味値82点、元気つくしの食味値76点、夢つくしの食味値75点   

たんぱく質の含有量の多い米は、栄養的には好ましいと考えられますが、食味の観点からはあまり良い影響を及ぼしません。たんぱく質の含有量の多い米は炊飯時の吸水を阻害し、硬くて、粘りの少ないものとなり、食味は低下するといわれています。食味を向上させるためには、たんぱく質の含有率を低く抑えることが大切と考えられ、品種をはじめ、土壌・施肥といった栽培条件や登熟期間の温度などさまざまな要因により変動します。

お米の粘り
うるち米のでん粉は、2割のアミロース(硬さの成分)と8割のアミロペクテン(粘りと軟らかさの成分)でできています。お米の粘りと硬さは、この2種類のでん粉の構成割合に左右されます。もち米の でん粉はアミロペクチン100%で構成されており、アミロペクチンが多い(アミロースの少ない)お米は、粘りがあり、一方、アミロースが多いお米は硬く、 パサパサしていると言われています。
アミロースの含有率は、品種による影響が最も大きく、一般的には17〜23%程度の範囲に分布しています。
食味評価の最も良い新潟産コシヒカリは、アミロースの割合が16〜17%位であり、バサパサして硬くてまずいお米は、22〜23%位になります。
登熟期間の温度によっても影響をうけ、期間中の積算温度が低いほどアミロース含有率は高まると言われています。

田野のおいしいお米は、こだわりの栽培・貯蔵・精米が特徴
『籾で保存』
乾燥した籾は、高床式の米蔵で「籾」のまま保存しています。固く厚い籾殻で覆われた米粒は、新米の状態を長く保ち、変質もしません。注文後に籾すり(籾殻を外し、玄米にする)、精米を行ないます。
玄米で保存する方が体積が半分ほどになるので、農協や米穀商は玄米で保管流通させています。しかし冷蔵庫で保存しても籾のように「新米に近い」状態を維持するのは難しいようです。
『自家精米』
注文後にインペラ振動籾すり機で「籾すり」を行うので、高品質で新鮮で玄米の仕上がりとなります。すりたての新鮮な玄米をぜひお試しください。精米は、熟練職人手作りの丸七製作所製石抜き精米機で超低温精米を行います。精米度は3分、5分、7分、白米があります。もちろん混じり気なしの農薬不使用「新鮮米ぬか」もあります。
『農薬不使用』
温湯種子消毒は,十分に乾燥した種籾を袋詰めし,60℃10分間または58℃15分間,お湯に浸たします。その後は直ちに冷水に入れ種籾の温度を下げ,乾かさずに浸種,催芽,播種を行います。
『除草剤不使用』
リンゴガイに雑草を食べさせるので除草剤を使いません。一般的には除草剤で草を枯らしてしまうので、リンゴガイは稲の苗を食べるしかないのです。リンゴガイ農法は除草剤を使わないのがスタートです。
リンゴガイ(ジャンボタニシ)を退治するのに、椿油のしぼりかすが使われる事があります。これを使うと小さなエビ・カニやメダカなどが死んでしまいます。
『疎植栽培』

農薬を使わないで栽培するには「疎植」が不可欠です。田植えの際に苗の間隔を30センチ間隔で植え付けています。これで根はりが良くなり丈夫になります。イネ株の間を風が抜け,陽が差し込むので病害虫の発生と拡がりを防ぎます。
30センチ間隔の疎植栽培は、「尺角植え」と言われましたが、密植・多肥料栽培で収量上げる方法に駆逐されました。
『ひかえめな施肥』
微生物で発酵させた有機肥料を控え目に施しています。たんぱく質の含有率を低く抑え食味を良くするために収穫量を増やす事を考えません。健康な稲が生長し稲穂を付けて実らせるのに必要最小限の肥料を元肥と追肥で施しています。

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